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余白な建築/台湾/集合住宅

私は台湾で生まれた。第二の故郷である台湾はごちゃごちゃした国で人も建築もあふれかえる。そんな国の人々は暮らしに小さな余白を見つけ、その余白を使いこなすのがうまい。敷地は台湾郊外に位置する新北市渓尾街。ここは日本統治時代に敷地割りが規制されたためとても高密度な町であり、防災のための裏路地は物置化している、そこには人々の生活が滲み出る余白がまったく存在しない。そこで裏路地に対して建築を開き、ボリュームの操作により様々な余白を内包した建築を提案する。余白は、台湾人の生活空間が滲み出るような多くの風景を作り出す場となる。この建築は、高密度な国台湾に新たな風を通し、数年後町に溶け込むと共に、町の新陳代謝を促すことで、この町の存続へと繋がるのではないか。

​台湾・敷地・情報

敷地模型・本模型

​図面

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