The roof like fallen Leaves/ラトビア/国際会議場

ラトビアの木造建築の原風景というのは農夫たちの家だった。その家は木造壁を守る機能から生まれた屋根の張り出した形状であった。幾度の侵略や支配の歴史を重ね、建築もまた欧州の共通デザインによって「支配」されてきた。
皮肉にもその積み重なる歴史や外ものの建築のデザインが今のリガを創り、世界遺産である旧市街をつくっている。今一度ラトビアのルーツをたどり、積み重ねてきた歴史の上に、また一つ歴史を重ねる建築の形はどのようなものか。

 落ち葉。農夫たちが穏やかに生活を営んだ自然。その豊かな木々がもたらす営みは落ち葉となって地面に落ちて、再び芽を出す生命の源となる。落ち葉は一見、地面を彩る葉にしか見えないが、落ちて群を成した時、その一枚一枚の間に虫や空気、木の実、水など様々なものを包み込む。そんな落ち葉のように建築もまた、人や移ろう季節を受け入れるものとなるべきではないか。

 伝統的な形態にならい、複数の大きな屋根を既存にかぶせる。そして落ち葉のように重なり合うことで、緩やかな環境の変化を建築的に取り入れる。様々な人の流れやプログラム、自然環境を受け入れる建築を目指した。

パース

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平面図
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